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セミナーレポート「新時代の広告運用に求められることは?2023年押さえておきたい生産性改善策やCookieレス時代の計測法を徹底解説!」

2023年1月30日、SO Technologies株式会社さま主催のオンラインセミナーにて、弊社ビジネス支援本部2部副部長の山下が登壇いたしました。
「新時代の広告運用に求められることは?2023年押さえておきたい生産性改善策やCookieレス時代の計測法を徹底解説!」というテーマで開催された今回のセミナーの概略をレポートいたします。

第1部『なぜ自動化が重要なのか?代理店課題と具体解決策』

スピーカー:SO Technologies株式会社 ATOM事業本部 マーケティングセールス リーダー 高月裕太
WEB広告業界を取り巻く環境をふり返ると、WEB広告の市場は全体感として伸びています。ただ成長の反面、就業時間は依然過多になるなど課題も増えていると思います。
この課題を振り返り、今後求められる体制はどういったところなのか、どういった視点で自動化が必要なのかをお伝えします。

■これから求められるWEB広告運用体制
多くの広告代理店の抱えている課題として3つが挙げられます。
①労働集約型モデル
②大型案件の競争激化×少額案件は低収益
③WEB広告運用人材の採用・育成難易度の高さ
これらの課題の根本原因となっている、人に依存した労働集約型モデル、大型案件に依存したマージンビジネスから脱却することが今後の焦点になります。

■テクノロジーを活用しながら案件幅を広げる
人とテクノロジー、どっちが優れているかという二項対立ではなく、会社戦略に応じて人が最も価値が発揮できる働き方の実現のために如何にテクノロジーを活用するかが重要です。
特に長期目線であればあるほどテクノロジーという選択肢は必須になります。


■人に頼るリスクを減らしつつ、人はコミュニケーションと得意領域に注力
ATOM×Shirohuneの提供する業務効率化機能は広告運用業務の広範囲をサポートすることができ、自社課題に応じた導入を行うことで大きな業務改善効果を発揮します。

ツールでは価値を出しにくい、初期ヒアリング・初期提案に加え顧客成長につながる提案や顧客理解など、人にしかできない領域に時間を割ける環境を構築することが重要です。

こういったケースは『ATOM』の導入がおすすめ
・10以上の案件を運用している
・レポートなど実績データの集計に特に時間がかかっている
・報告データやレポートは、カスタマイズが必要なケースが多い
・スプレッドシートやBigQueryにもデータを出力して自由に取り扱いたい
・広告運用の実業務は現状のリソースで問題なく、レポート課題の優先度が高い

■こういったケースは『Shirohune』の導入がおすすめ
・広告運用業務全般で工数課題を感じている
・小規模案件は採算性が合わず、断らざるを得ない(収益性観点)
・大型案件やクリエイティブな業務に人のリソースは集中させたい
・予算の超過や未活用が起きていたり、GWや大型連休も管理画面を見ている
・これからWEB広告を本格的取扱いたいが人の採用は難航している


■これからの時代は、人依存からの脱却必須
自動化という選択肢は持続可能な成長のために収益性からも必須になります。業界的にも、テクノロジー活用は急加速する構造になっており、人のリソースは、他代理店との(USP=Unique Selling Proposition)強化へ注力することが鍵になります。

SO Technologiesへの問い合わせはこちら

■第2部『Cookieレス時代の必須の計測環境・コンバージョンAPIを”超簡単”に対応する方法』

スピーカー:株式会社グラフトンノート ビジネス支援本部2部 副部長 山下 薫平

このパートではCookieレスとなぜ言われはじめているか、それにより今後どういった広告計測に変わってくのかというお話とコンバージョンAPIを超簡単に導入する方法についてお話させていただきます。

■なぜCookieレスと言われはじめているか
・Cookie取り扱いへのプライバシー保護意識が高まっている
・技術的な規制(ブラウザ・デバイスでのCookie規制)
  Apple社:ITP(2017年)
  Google社:Chromeでの3rd Party Cookie廃止(2024年)

・法的な規制(Cookieを個人情報とし、利用が厳格化)
  GDPR(EU一般データ保護規則) 
  改正個人情報保護法(2022年4月施行) 
  電気通信事業法の一部改正(2023年5月までに施行予定)

技術的・法的にCookieの利用が制限、厳格化されつつあり、主にCookieを用いるWeb広告計測では従来どおりの計測ができなくなるなど、大きな影響がある。
そのため、Cookieに代わる"なにか"での計測技術が必要になった。

■Cookieレス時代の広告計測① ~1st Party Dataの活用~
Cookieレス=CookieでのWeb広告の計測精度が落ちるため、Cookie以外の"なにか"で計測をする。この"なにか"が1st Party Dataを利用した計測です。

・ 自社サイトで取得できる情報を使いましょう
  氏名、電話番号、メールアドレス...
Cookieレス時代の広告計測② ~コンバージョンAPIの導入~
従来の計測はブラウザと媒体サーバーでの通信だったため、 ブラウザやデバイスへ規制をかけられてしまうことで計測に影響が出ていたが、コンバージョンAPIは広告主サーバーと媒体サーバーで通信をするため、GoogleやAppleが介在できない仕組みになった。


■コンバージョンAPIの導入で変わること
・仕様上、従来のタグでの計測とコンバージョンAPIでの計測で通信に使用するデータには差がない 
・ 実態として、従来のタグでしか取れていない計測と、コンバージョンAPIでしか取れていない計測が存在する 
・ブラウザ・デバイスの仕様変更に影響を受けずコンバージョン計測の仕組みを確立できる
・ブラウザtoサーバーの通信とサーバーtoサーバーの通信の2経路の計測体制によってお互いの計測精度を相互補完できる
→計測の漏れを減らし、より計測精度を高くすることにもつながる

■Cookieレス時代の広告計測つまりどうなる
・Cookieレス= CookieでのWeb広告の計測精度が落ちるため、 Cookie以外の"なにか"で計測をする
・1st Party Dataを用いながら ブラウザ計測とサーバー計測を併用し、より漏れのない計測基盤を整える

■Cookieレスによる計測精度アップの実績
【サイトA:詳細マッチング(1st Party Data活用)あり】
FacebookコンバージョンAPI導入後の月間コンバージョン計測数のうち
サーバーのみで計測されたと推測される割合は33.3%

【サイトB:詳細マッチング(1st Party Data活用)なし】
FacebookコンバージョンAPI導入後の月間コンバージョン計測数のうち
サーバーのみで計測された推測される割合は26.7%

1st Party Data活用とコンバージョンAPIの導入で計測が改善できる

■Cookieレスに向けての備え・対応
・ 1st Party Dataが活用できる環境をつくる
   ユーザーからの1st Party Data提供(会員登録など)
   自社サイトから計測タグへ1st Party Dataを出力
   サイトでの1st Party Data利用への同意取得
・ コンバージョンAPIへの対応をすすめる
  広告主サーバーへのAPI実装
  コンバージョンAPIゲートウェイでの実装(Facebook)
  サーバーサイドGTMの整備
→対応したいけど、サイトやGTMへの追加実装をどうやるか、誰がやるか、開発のリソース・コストが足りない・・・そんなお悩みに

■コンバージョンAPIを"超簡単"に導入する「C-POP」
・ コンバージョンAPI対応を1つのタグ埋め込みで完結 
・タグ発行までは依頼をいただいてから最短3営業日
・ 初期費用20,000円、月額5,000円~の低コスト
とにかくまずはコンバージョンAPIを導入し、Cookieレス対応をちょっとでも進めるお手伝をします。

コンバージョンAPI対応ツール「C-POP」の詳細はこちら

新時代の広告運用に求められること

広告媒体の配信自動最適化が進み、人のリソースはクリエイティブな業務や戦略的な判断が必要な業務などへ割り当てることができるようになりました。
さらに、媒体を横断した自動化を実現することで、成果アップ、生産性向上、売上最大化を図ることができます。
そのためには正しくCV計測が行われ、最適化がしっかりと機能する環境が必要になりますが、Cookieレスの影響により正確な計測が難しくなっていますコンバージョン計測の漏れを防止するコンバージョンAPIへの対応・1st Party Data活用など、テクノロジーの活用が求められます。

そんな時代に適応したいけれど、リソースやコストが足りないなどのお悩みをお持ちの方は
ぜひ、SO Technologiesとグラフトンノートにご相談ください。