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ノート

NOTE

Meta広告の画像生成AI、実力を検証!クリエイティブ作成に活かせるのか?

はじめに

広告媒体のアップデートで「AI機能追加」という文字をよく見るようになってきました。
みなさんは媒体のAI機能を運用に取り入れていますか?
「AI機能が実装されました!」といっても、実際に取り入れるにはどんな機能なのか試してみないと運用まで踏み込むのは不安がありますよね…。

そこで、「Meta広告の画像生成AI」を検証してみました!
この検証結果が皆様の運用のお役に立てば幸いです。

Meta広告の画像生成AIについて

Meta広告を入稿していて突如として現れたこちら。

この機能はアップロードされた商品素材をもとに、新しいクリエイティブを生成してくれる機能のようです。

・クリエイティブが1枚しかないけど、色んなバリエーションのクリエイティブを配信したい
・商品はそのままに背景を変えてABテストがしたい

こんな要望のある方には、画期的な機能です……!

では、この生成AI機能を最大限に活用するには、どういった素材を用意するのが良いでしょうか?
こちらの疑問について、検証をしていきます!

検証素材について

今回の検証では、弊社のマスコットキャラクター「ぐらとん」を商材と仮定し、以下の2つのポイントに基づいて検証しました。

1.背景が生成結果に与える影響
2.素材に含まれる情報量が生成結果に与える影響

以上を踏まえ、10種類の素材を用意しました。

▼用意した素材

1.背景が生成結果に与える影響

2.素材に含まれる情報量が生成結果に与える影響

検証結果

それでは、検証結果を見ていきましょう。

1.背景の種類が生成結果に与える影響

・背景のみ生成
当たり障りのない背景が生成されました。
綺麗に背景を当てはめてくれているように感じます。

・フル生成
鳥というのは認識されてそうですね。
マスコットというよりかは、リアルの鳥に寄せられたようです。

・背景のみ生成
背景が加わったことにより、背景が水彩画タッチになりました。
商品ではなく、イラストだと感じ取ったのでしょうか。

・フル生成
背景なしに比べ、リアルの鳥がアーティスティックになりました。

・背景のみ生成
枠が出来たことにより、生成AIに戸惑いを感じます。
これは写真なのか、イラストなのか……そんな声が聴こえます。

・フル生成
こちらにも戸惑いを感じますね。
枠を入れたことにより、写真だと感じたのか、人物も生成されました。
ぐらとんが擬人化されたら、このような姿なのでしょうか。興味深いです。

・背景のみ生成
ロゴを足したことにより、素材が画像として飾られました。
オレンジの枠の部分が背景だと認識されたようです。
いつか弊社のオフィスにも、このように飾りたいですね。

・フル生成
ついに鳥がいない画像も生成され始めました。
なにかのコンセプトだと思っているのでしょうか。
鳥も生成されてはいるので、鳥だという認識は捨てていないようです。

・背景のみ生成
今回も素敵に飾っていただきました。オレンジの枠から背景だと学習したようです。
部屋の素敵なインテリアですね。一家に一枚いかがでしょうか。

・フル生成
生成機能が迷走しているのか、鳥がふざけだしているのを感じるのは、私だけでしょうか……?

・背景のみ生成
背景の生成を諦めたようです。

・フル生成
背景の花を認識できなかったのでしょうか?
はたまた、鳥で遊ぶことに目覚めてしまったのでしょうか……?
吹き出しを出されたため、私もボケる必要があるのではないかと思い始めました。

・背景のみ生成
背景を文字にしても、背景が生成される気配はございませんでした。
しっかり背景があると生成されないのかもしれません。

・フル生成
鳥+本の組み合わせが多くなりましたね。
どういった心境の変化なのでしょうか。

2.素材に含まれる情報量が生成結果に与える影響

・背景のみ生成
文字のみにすると、ポスターとして何かに貼り付けようとしてくれているのを感じます。
もう少し綺麗に貼りつけて欲しい気持ちです。

・フル生成
鳥が居ないにも関わらず、鳥がいます。何故でしょうか。
推測ですが、アカウントで画像を学習していき、画像の傾向に合わせて提示してくれるのでしょうか。
決まった画像パターンのアカウントでしたら有効ですが、違ったパターンを出したいときには困りそうだと感じました。

・背景のみ生成
文字の量が多すぎて、文字だと認識していない可能性がありますね。
ですが、枠が微かにあることから、背景を頑張って生成してくれようとしている、AIの努力が垣間見えます。頑張れ……!

・フル生成
変わらず鳥です。
リアルな鳥がこちらを見ていたり、しっぽで立っていたり、何か訴えかけてきているのでしょうか?

・背景のみ生成
かっこいいというよりかは、爽やかな背景になりました。
文字情報は読み取らず、文字の形に合わせているように感じました。

・フル生成
”かっこいい感じ”という情報を文字情報で微かに読み取っているようにも思えますね。
鳥もかっこいいと思うようになってきました。

検証から感じたこと

ここからは、検証結果から見えてきた傾向や特徴について書いていきます。

1.背景の種類が生成結果に与える影響

[背景のみの生成]
背景なし素材の場合、無難な背景が生成されました。
単色背景や花柄背景など背景がある場合は、どこまでが訴求する素材なのかを、AIが探っているように感じました。

[フル生成]
素材の背景や枠が複雑になると、生成AIが意図を読み違えるケースが増えました。
特に、「ぐらとん」をリアルな鳥や擬人化されたキャラクターとして生成するなど、独特な解釈が目立ちました。

2.素材に含まれる情報量が生成結果に与える影響

[背景のみの生成]
文字量が少ない場合は、AIがポスター風にデザイン生成しました。
一方で、文字量が多い素材ではAIが文字を無視し、背景生成に集中する傾向が見られました。

[フル生成]
文字だけの場合、情報を無視して画像生成しているように感じました。
また、「ぐらとん」が素材に居なくても鳥が生成されていることから、アカウントで使用する画像の傾向がAIの生成結果に影響する可能性が高いと感じました。

まとめ

これまでの検証結果から、画像生成AIの機能を十分に活用する為には、背景なしで、商品のみが映っている素材を用意すると良さそうですね。
また、フル生成機能を活用する場合には、アカウントで使用する画像の傾向がAIの生成結果に影響していることから、計画的に使用する必要があると感じました。

Meta広告の画像生成は、1つの商材から様々なクリエイティブを生成できる、画期的な機能です。
現時点では、背景や情報量に依存する面があり、全てをAIに任せるのは難しいですが、今後の技術進化が期待されます。

グラフトンノートは、広告運用のプロフェッショナルとして、広告運用のご相談・Cookieレスの対応等々を受け付けております。
ぜひ、お気軽にご相談ください!

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