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「困ったら相談してね」という優しい罠

相談するよりも 相談されたい真剣(マジ)で。
こんにちは、鎌田です。

ところで私は誰にでも、特に新人に「困ったら相談して」って言ってます。
言わなくても常々思ってます。

なんですけど、なぜだかあんまり相談されません。
予想している回数よりもずっと少ないです。

「きっとあそこでつまずくだろうな」
「あのドキュメント分かりにくいからなぁ」

などなど、困りそうなポイントをなんとなく想像しているのですが
そのタイミングで聞いてくることがありません。
きっと困ってるはずなんですけど、全然きません。

私には相談しにくいんでしょうか。
なぜなんでしょう。
わからないけど、とりあえず反省しておきます。

さて、ここで気になってるのは、私という人間が相談しやすいか否かではありません。
なぜ依頼を断るのだろうかという点です。

「終わったら教えて」と言えば、だいだいは終わった時に教えてくれると思います。
たとえ終わりそうにない時でも「終わりません」とか「明日になりそうです」って教えてくれますから、それを含めればほぼ100%のリアクションがあります。

それに比べて「相談して」や「聞いて」という依頼は、無視される傾向が多いように感じます。
困ったことがなかった時「困らなかったんで相談しませんでした」なんて言われたことは一度もありませんし、
困っているにも関わらず相談しない人だっている気がします。
(あくまで私の体感です。)

「教えて」と言えば教えてくれるのに
「相談して」と言っても、なぜ相談してくれないんでしょうか。

ここからが本題です。

「困ったら相談して」というのは優しさではありません。
仕事を滞りなく進めるために必要なタスクであり、業務指示です。

より良いやり方や考え方を伝えたり、余計な作業を省いたり、労働時間を削減したり、納期を守るためだったり、いろんな意味で相談をしてほしいのです。

たんなる優しさではなく、必要だからこそ相談を依頼しているわけです。
その依頼を無視してはいけません。

きっと、そんな思いで相談を待っている先輩方もいることでしょう。

「優しさに甘えず、自分で頑張るんだ」という意欲も必要ですが、1人で抱え込まずに先輩の力を借りるのも大事です。
「相談して」と言われた新人の皆様はぜひ相談をしてみましょう。

もちろん「相談して」と言う側も、相談してくれるのを待つのではなく「困ったことはないですか」と相談しやすい機会を作る必要があるのは言うまでもありません。

さて、なぜ私は相談されないのか分からないままですが、自己分析によると愛されてないのが要因です。

ということで、愛されるよりも 愛したい真剣で