社長、40歳を前にして新人になる。
- 2023.4.11
- RECRUIT
『ドンッ!!!!』
相手から繰り出された上段回し蹴りが
自身の左側頭部に直撃した。
その瞬間、僕は戦意を喪失した。
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みなさんこんにちは。代表の矢野です。
いきなり上段回し蹴りなんて書くと、
物騒でビックリしちゃいますよね?
失礼しました。
実は昨年から極真空手を始めました。
冒頭記載したのは黒帯の先輩に組手(スパーリング)の
稽古をつけてもらっていた時のシーンです。
僕は格闘技の経験はありません。
完全に初心者です。
この春、たくさんの新社会人が
新しい一歩を踏み出しましたね。
僕はというと、
今年で40歳・社会人歴17年・社長歴8年。
新人だなんてずいぶん昔のことで、
今や誰かに何かを教えたり任せたりする毎日。
そんな会社では偉そうに?している僕も、
道場では1番下っ端です。
道場では先に所属した人が先輩、帯のランクが高い人が偉い人です。
僕の今現在の年齢も立場もまったく関係ありません。
仕事と格闘技は全く違うものなのですが、
もう一度新人になってみて感じることがあります。
それは「学び方」は共通する部分が多いということです。
例えば冒頭の僕のように
上段廻し蹴りを喰らうシーンは、
新人が上司や先輩から
鋭い指摘をもらうことと似ています。
そうです。OJT (On the Job Training) です。
あ、JobじゃなくてKrateだらかOKTか。
さて、前置きが長くなりました。ここからが本題です。
仕事をしていると、時に先輩から
カミナリを落とされることもあると思います。
思った以上にダメージを受けることもあるでしょう。
怖くてなって何もできなくなるかもしれません。
そんな時、次の3つを心掛けてください。
①とにかくアウトプットする
先輩からたくさん指摘をもらって、何から手を付けていいかわからなくてなって、
頭の中でグルグル考え続けることがあったとします。
でも、そこで終わってはいけません。
必ず何かしらのアウトプット(成果物)を出しましょう。
僕も同じです。
組手の時、先輩を前にして恐ろしいけれど、
パンチの1つも出さず立っているだけでは成長できません。
怖くても止まってはいけません。
アウトプットするのです。
②先輩は厳しいけど優しい
アウトプットはやっつけではいけません。
ぬるい仕事など先輩はすぐに見破ってきます。
すぐさま「やり直し」と言われるでしょう。
私の場合は空手だけに鉄拳制裁です。
「もっとちゃんと打て!逃げるな」と
追い打ちをかけられます。
怖いです。
というか痛いです。
そんな時の先輩の顔や雰囲気は恐ろしいですよね。
何だか攻撃されているような気分にもなりますよね。
(僕は間違いなく攻撃されています)
でも覚えておいてください。
先輩はあなたの成長を誰よりも願っています。
先輩にはあなたの足りないところが手に取るようにわかります。
あなた以上にあなたのことを見ています。
先輩を信じてアウトプットし続けましょう。
③先輩の懐は深い
先輩の言ってることはごもっともで、どうすべきかわかっているつもりでも、
何も思いつかなくて、アウトプットできない時があると思います。
そんな時は、先輩にその気持ちを伝えましょう。
上段回し蹴りを喰らった僕は戦意を喪失しました。
先輩は「打ってこい。じゃないと成長しないぞ!」と当然のことを言ってきます。
僕も僕でここで立ち向かわないと
成長につながらないことは十分にわかっています。
でもできない。
だって上段回し蹴り痛いから。
ある日僕は言いました。
「先輩!カウンターの蹴りが怖くてパンチ出せません!」
すると先輩は防御の仕方を教えてくれました。
防御ができれば多少は怖くなくなるもので、
再び向かっていくことができたのです。
何に悩んでいるかはもちろん、
気持ちを素直に伝えることは大事です。
黙っていては伝わりません。
アウトプットが出ない時は、
気持ちを出してみましょう。
先輩の懐は深いのです。
飛び込みましょう。
今は夢と希望と不安でいっぱいの眼も、
GW明けには死んだ魚のようになっているかもしれません。
そんな時は上に挙げた3つを思い出してください。
僕もツラいけど、上達のために一生懸命努力をしています。
同じ新人として、一緒にがんばりましょう。