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ノート

NOTE

社長、40歳を前にして新人になる。

『ドンッ!!!!』

相手から繰り出された上段回し蹴りが
自身の左側頭部に直撃した。
その瞬間、僕は戦意を喪失した。


みなさんこんにちは。代表の矢野です。

いきなり上段回し蹴りなんて書くと、
物騒でビックリしちゃいますよね?
失礼しました。

実は昨年から極真空手を始めました。

冒頭記載したのは黒帯の先輩に組手(スパーリング)の
稽古をつけてもらっていた時のシーンです。
僕は格闘技の経験はありません。
完全に初心者です。

この春、たくさんの新社会人が
新しい一歩を踏み出しましたね。

僕はというと、
今年で40歳・社会人歴17年・社長歴8年。

新人だなんてずいぶん昔のことで、
今や誰かに何かを教えたり任せたりする毎日。

そんな会社では偉そうに?している僕も、
道場では1番下っ端です。


道場では先に所属した人が先輩、帯のランクが高い人が偉い人です。
僕の今現在の年齢も立場もまったく関係ありません。

仕事と格闘技は全く違うものなのですが、
もう一度新人になってみて感じることがあります。
それは「学び方」は共通する部分が多いということです。

例えば冒頭の僕のように
上段廻し蹴りを喰らうシーンは、

新人が上司や先輩から
鋭い指摘をもらうことと似ています。


そうです。OJT (On the Job Training) です。
あ、JobじゃなくてKrateだらかOKTか。

さて、前置きが長くなりました。ここからが本題です。

仕事をしていると、時に先輩から
カミナリを落とされることもあると思います。

思った以上にダメージを受けることもあるでしょう。
怖くてなって何もできなくなるかもしれません。

そんな時、次の3つを心掛けてください。

①とにかくアウトプットする

先輩からたくさん指摘をもらって、何から手を付けていいかわからなくてなって、
頭の中でグルグル考え続けることがあったとします。

でも、そこで終わってはいけません。

必ず何かしらのアウトプット(成果物)を出しましょう。

僕も同じです。
組手の時、先輩を前にして恐ろしいけれど、
パンチの1つも出さず立っているだけでは成長できません。
怖くても止まってはいけません。
アウトプットするのです。

②先輩は厳しいけど優しい

アウトプットはやっつけではいけません。
ぬるい仕事など先輩はすぐに見破ってきます。
すぐさま「やり直し」と言われるでしょう。

私の場合は空手だけに鉄拳制裁です。
「もっとちゃんと打て!逃げるな」と
追い打ちをかけられます。

怖いです。
というか痛いです。

そんな時の先輩の顔や雰囲気は恐ろしいですよね。
何だか攻撃されているような気分にもなりますよね。
(僕は間違いなく攻撃されています)

でも覚えておいてください。
先輩はあなたの成長を誰よりも願っています。

先輩にはあなたの足りないところが手に取るようにわかります。
あなた以上にあなたのことを見ています。

先輩を信じてアウトプットし続けましょう。

③先輩の懐は深い

先輩の言ってることはごもっともで、どうすべきかわかっているつもりでも、
何も思いつかなくて、アウトプットできない時があると思います。

そんな時は、先輩にその気持ちを伝えましょう。

上段回し蹴りを喰らった僕は戦意を喪失しました。
先輩は「打ってこい。じゃないと成長しないぞ!」と当然のことを言ってきます。

僕も僕でここで立ち向かわないと
成長につながらないことは十分にわかっています。

でもできない。
だって上段回し蹴り痛いから。

ある日僕は言いました。
「先輩!カウンターの蹴りが怖くてパンチ出せません!」
すると先輩は防御の仕方を教えてくれました。

防御ができれば多少は怖くなくなるもので、
再び向かっていくことができたのです。

何に悩んでいるかはもちろん、
気持ちを素直に伝えることは大事です。
黙っていては伝わりません。


アウトプットが出ない時は、
気持ちを出してみましょう。

先輩の懐は深いのです。
飛び込みましょう。



今は夢と希望と不安でいっぱいの眼も、
GW明けには死んだ魚のようになっているかもしれません。

そんな時は上に挙げた3つを思い出してください。

僕もツラいけど、上達のために一生懸命努力をしています。

同じ新人として、一緒にがんばりましょう。